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元々、私はインテリアとは別のお仕事をしていました。その当時は助産婦さんや、子どもを生んだお母さんなどが主なお客様だったので、本当に全然家とは関係のないお仕事でした。ただ、今思えばそのときから、女性の立場というものは大事にしていたように思います。その仕事を離れてから「家」というところは人々にとって重要なものですし、そこの部分に携わっていくのもいいな、と思い、ある建築会社さんで働くことにしました。それからもいろいろあって、家に関わる仕事で何転かすることになりました。
その当時、苦労もたくさんありました。その中で、仕事を辞めたいと思っていたときにある上司に「自分のやりたいことが見つかってから辞めなさい」と言われたことが、現在の私に繋がっています。その言葉があったからこそ、その後、前職を辞めるまでの間にそこで私がなすべきことは全て行い、独立して新しく始めようということも受け入れてもらえたように思います。
転職を何度かすることになりましたが、その中で学んだこともたくさんあります。
一つは、仕事のバトンタッチの大切さ。辞めるといっても自分の都合だけで辞めてしまっては、自分がきっかけと
なってお仕事を任せてくださったお客様はいきなり担当を失ってしまうわけです。ですから、そういったお客様が困らないように引継ぎを行うことが重要となるのです。
その他に、可愛がられる人間、愛される人間であること。やはり、お仕事を通して知り合った人でも仕事の話にとどまらず様々な会話をすることで得られるものもあります。そういった一人間同士での付き合いがあることで、信頼関係が築かれますし、安心して仕事を任せていただけるものだと強く感じました。
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